研究者業績
基本情報
- 所属
- 上智大学 言語科学研究科言語学専攻 特任准教授
- 学位
- 文学修士(上智大学)言語学(博士)(上智大学)
- 研究者番号
- 00583741
- J-GLOBAL ID
- 201101070640453049
- researchmap会員ID
- 6000029204
(研究テーマ)
小児の言語発達障害、特に発達性読み書き障害(ディスレクシア)の障害要因の解明、評価法、指導法の開発
小学校低学年を対象とするリテラシー・アセスメントに基づく学習支援プログラムの開発
発達性ディスレクシアの早期スクリーニング検査開発
就学前の自律的学習の基盤形成支援 -学習障害リスク児の早期発見と介入方法の開発-
発達性ディスレクシアの早期発見・早期介入のための教育実践-学級での発見から支援へのシステム構築の試み-
顕在化しにくい発達障害の特性を早期に抽出するアセスメントツールの開発および普及に関する研究
グローバル化に対応した読み書き障害支援:英語学習のための音韻評価法と指導法の開発
発達障害(読み書き障害、チック、吃音、不器用)の特性に気づくチェックリスト活用マニュアルの作成に関する調査
研究キーワード
3研究分野
2受賞
6論文
18-
厚生労働省科学研究費補助金障害者政策総合研究事業 顕在化しにくい発達障害の特性を早期に抽出するアセスメントツールの開発および普及に関する研究 平成29年度 総括・分担研究報告書 2017年6月2日
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LD研究第26巻第2号 第26(第2) 173-176 2017年5月 招待有り
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厚生労働省科学研究費補助金障害者政策総合研究事業 顕在化しにくい発達障害の特性を早期に抽出するアセスメントツールの開発および普及に関する研究 平成28年度 総括・分担研究報告書 2017年3月
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(https://www.hakuhofoundation.or.jp/subsidy/recipient/pdf/8thhara.pdf) 2015年8月
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https://www,hakuhofoundation.or.jp/subsidy/recipient/pdf/8th12.pdf 2014年8月
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言語聴覚研究 11(2) 137-142 2014年6月 査読有り日本言語聴覚士協会正会員10773名を対象として、小児構音障害への対応に関するアンケート調査を実施した。その結果、有効回答数は183で、回収率は1.7%であった。担当した子どもの41.5%が構音の問題を有しており、年齢別では幼児が66.3%と最も多かった。障害別では、知的障害が22.9%と最多で、機能性構音障害15.8%、広汎性発達障害15.4%、口唇口蓋裂13.6%の順であった。構音の誤りは未熟構音が48.9%と約半数を占めた。対応方法については、構音の改善を目的とし、直接的な構音指導を行った群(直接的指導群)が49.3%と最も多く、摂食指導や言語発達の促進など構音改善を期待した働きかけを行った(改善期待群)が29.0%、対応なし群が21.7%であり、障害別に対応方法をみると、肢体不自由では対応なし群が約半数を占めた。なお、臨床での問題点としては、対応できる施設や指導者の不足、STの訓練技術の問題、合併例への対応の3つに大別された。
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Sophia linguistica : working papers in linguistics 54(54) 1-16 2006年4月
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コミュニケーション障害学 20(2) 98-102 2003年8月30日音韻障害をもつ子どもの中に,音韻意識の弱さをもち,読み障害のリスクが高い一群があることが報告されている.音韻意識は単語の中の音韻の単位に気づき,それらを操作する能力である.複数の音の連鎖からなる単語や文を発話するために,全体の音韻表象が形成され,個々の音の同定とその順序が把握されていなければならないが,その点において音韻意識が構音に関与し,構音を支えると考えられる.英語においては音韻意識を評価するバッテリーが作成され,広く使用されているが,日本語での音韻意識についての研究は緒についたところである.日本語での音韻意識の評価法の確立は読み障害のみならず,音韻障害においてもその基底要因を考え,指導法を検討するために大いに役立つと期待され,その早急な開発が望まれている.
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聴能言語学研究 18(1) 10-18 2001年4月30日日本語の読み習得の初期段階での音韻意識(phonological awareness)の発達の様相と,それが読み習得とどのように関連するのかを検討するために,健常就学前児123人(年中,年長児),小学生98人(小1~小3)を対象に,音削除(deletion),単語逆唱(reversal),母音同定の音韻操作課題と平仮名短文の読解課題を行った.その結果,就学前の1年間に,3拍語の音削除,逆唱課題をこなす音韻操作能力が整ってくること,小学校入学後,全員が学校での平仮名指導を受けた後には,4拍語の逆唱,6拍語の音削除,CV音節中の母音同定が可能になることが明らかになった.各課題間の相関を検討すると,音削除,逆唱の能力と平仮名短文の読解との間に高い相関が認められた.今回用いられた音韻操作課題に示される音韻意識がどのように読み習得の発達を支えるのか考察で論じた.
MISC
9書籍等出版物
12-
公益財団法人日本発達障害者連盟 2018年4月10日
講演・口頭発表等
56共同研究・競争的資金等の研究課題
9-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2027年3月
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2017年4月 - 2021年3月
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厚生労働省 平成 30 年度障害者総合福祉推進事業 2018年4月 - 2019年3月
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2013年4月 - 2018年3月
社会貢献活動
43その他
10-
2019年5月 - 2019年5月吃音、チック症、読み書き障害、不器用の特性に気づく「チェックリスト」活用マニュアル 厚生労働省 平成30年度障害者総合福祉推進事業http://www.rehab.go.jp/ddis/発達障害に関する資料/事例集・事業報告書/?action=common_download_main&upload_id=4277
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2019年5月 - 2019年5月吃音、チック症、読み書き障害、不器用の特性に気づく「チェックリスト」活用マニュアル 厚生労働省 平成30年度障害者総合福祉推進事業http://www.rehab.go.jp/ddis/発達障害に関する資料/事例集・事業報告書/?action=common_download_main&upload_id=4277
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2017年 - 2017年博報財団 児童教育実践についての研究助成 活動紹介 研究レポートNo.1 原 惠子氏「早期発見、早期介入が何より重要な支援 幼児向けの検査開発にも挑んでいきたい」https://www.hakuhofoundation.or.jp/subsidy/report/no1.html
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2007年 - 2007年発達性読み障害の臨床から:健常児における音韻情報処理能力の発達ー読み障害の評価基準のための基礎的研究 シンポジウム「コミュニケーション障害者に対する支援システムの開発と臨床現場への適用に関する研究」(主催:上智大学言語聴覚研究センター、共催:上智大学国際言語情報研究所、日本コミュニケーション障害学会) 2007