宗教には関心がない、きわめて世俗的な家庭で生まれ育ちましたが、縁あって(摂理によって?)ながらく神学・宗教学・人間学の領域でコツコツと学んでいます。経歴上は、カトリック系大学院で神学を専攻した信徒の神学研究者ですが、宗教に関してできるだけ多角的な視点からアプローチしてみようと努めています。
近年はとくに死生学への関心から、老い(とくに認知症)や障害などの「神秘」における宗教言語の消尽態としての祈り(「南無インマヌエル」の提唱)、そして美術(言語に替わって顕在化するイメージ)の宗教性に関心を抱いています。